官兵衛×光秀(現パロ、年齢操作注意)
急に現れた小さな恋人は、可愛らしい頬を膨らませている。その頬を親指と人差し指で挟んで押せば、尖らせられた唇から勢いよく息が漏れた。 拗ねた恋人がよく見せる仕草。それをこうして弄るのが、官兵衛のお気に入りで。 「どうした、そんな拗ねた顔をして。」 「桃も聞きます!」 官兵衛の両耳を塞ぐイヤホン。その片方を奪って胡座をかく官兵衛の足に座り込んで奪ったそれを自分の耳に押し込んだ。 「桃が好きそうな音楽じゃないぞ。」 そこから流れてくる音楽は何を言ってるのか解らない騒がしいものだった。暫くは大人しく聞いていたが意味が解らない上に騒がしさで頭が痛くなってきた。 「官兵衛さん!」 立ち上がれば自分の耳と官兵衛の耳に入っていたそれを勢いよく引き抜いた。 「お歌なら、官兵衛さんが歌えばいいのです。」 「小生が!?」 にこにこした小さな恋人は官兵衛の膝という特等席で聞く気万端であった。 「早く。」 「小生……歌は苦手でな。」 「お風呂場で聞いてるから知ってますよ。」 それでもと催促されれば歌うしか無く。 「……官兵衛さん音痴。」 「……ほっとけ。」 それでも小さな恋人が嬉しそうなら……と満足して。 「官兵衛さん音痴だからもういいです。」 「……我が儘だな。」