top of page

初体験(信光:グロ注意)

 ずぷり。

 体内に異物が侵入する。

 肉の裂け目を割って入ったそれは残酷なほどに硬く、柔らかなはらわたが歪に捻れていく。

「ぁ……ああ…信長公……」

 光秀の呼び掛けに信長は嘲笑で応えた。

 しなだれかかろうとする身体を蹴り飛ばすと、結合の解かれた空洞から血を吹き出しながら、光秀がゆっくりと倒れる。

「良い眺めぞ。光秀」

「信長…公……」

 信長を見上げる光秀の着物が、鮮やかに赤く染まる。

「誰が為の謀反ぞ」

「無論貴方のため」

「余、とな」

「ええ。貴方と私……二人きりの愉しみの為に」

 血塗れた着物を自らはだけた光秀の、白い腹にぱっくりと開いた大きな口。薄い皮膚と肉の檻を抜け出した長く滑らかな蛇がはみ出す。

「ほら……触ってください。信長公」

 光秀は信長の手を掴み、引き寄せた。直接掴まれた粘膜がぐちゅぐちゅと音をたてる度、泣きながら啼き悶える。

「ああ…っこんなの、初めてです……信長公…!」

「悪趣味な」

「クク……悪趣味は、お嫌いですか?」

「是非もなし」

 外気にさえ触れたことのない器官への刺激で、光秀の半身は既に歓喜の涎を垂らしていた。

「痛い…ッ……痛い!ああ!あぁん……ッ」

「光秀……」

「は、はやく……っこのまま来てください!信長公!」

 先走りが伝い濡れそぼった光秀の蕾はだらしなくひくつき、酸素を求めて喘ぐ魚のようだ。

「信長公……信長公…!」

 宛がわれた信長の熱を欲望のまま飲み込み腰を振る。その度に、腹の傷もぱくぱくと開く。

「ここ……奥に手を…ッああ、わかりますか信長公!ここに、貴方が入っているのが……っ」

 挿入された箇所に信長の手が触れる。信長を包み込み、その上から信長に包まれ、更にそれらが全て光秀の体内で行われている。

「ああッ!痛い!気持ちイイ…!信長公!」

「……光秀」

「信長公!」

 血溜まりの中に、光秀は欲望を吐き出した。赤と白の体液にまみれた身体は、真っ青で汗ばんでいる。

 恍惚の表情を浮かべたまま、光秀は意識を手放した。

 開ききった光秀の傷口は、織田軍医務班が責任をもって縫い合わせました。

最新記事
最新記事
カテゴリー
タグから検索
まだタグはありません。
アーカイブ
bottom of page